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Emily Lazar - September Mourning

トランスメディアで活躍中、NFTの先駆者的アーティスト兼ミュージシャン、エミリー・ラザールにインタビュー

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私が知る最も魅力的なアーティストたちというと、多くの専門に長けていて、自分たちを音楽、ストーリーテリング、ビジュアル・アートでも同じように表現できる人たち。

ミュージシャンのエミリー・ラザール(Emily Lazar)は、まさにそれをやりとげるのだが、彼女の場合、ストーリーを複数のメディアで同時に展開させて、まとまったひとつの物語にしていくユニークな方法を見つけた。

ロックバンドSeptember Mourningのフロントウーマンとして、エミリー・ラザールは、象徴的なファンタジー・キャラクター、人間の死神のハイブリッドである人物像を進展させたのだ。そのキャラクターのストーリーが、彼女の音楽と共にグラフィックノベルのコミックブックシリーズ、ミュージックビデオ、そしていまや、NFTを通じても語られていくのだ。

「私にとって、このプロジェクトは物語、シアター劇風の芸術作品なの」と、エミリーは説明する。
「音楽が基盤だけど、それをうまく機能させるために、イメージ像、そして全体像へと共生的につながり合っていく物語をそこに含める必要があるの。
音楽はあなたの内側に潜む存在とつながるものなのよ。そこにはとても親密で、私的なものがある」〜エミリー・ラザール(Emily Lazar)

September Mourning の音楽はヘビーでダークで官能的で、アニメーション・ビデオと彼女の美しく描かれたグラフィックノベルのページへと在続していくのだ。

マリリン・マンソン、ファイヴ・フィンガー・デス・パンチ、ロブ・ゾンビなどと一緒にツアーをやってきたエミリー。これらの名前を聞いただけで、彼女のライブショーがどんなものであるかは想像がつくでしょう。

彼女はClubhouse(クラブハウス)で多くの時間を過ごし、クリプトアートの内部の仕組みや、NFTを使用することによってアーティストがいかに自分にとって創造的かつ経済的に力を増していけるのかなどの方法について、他のアーティストたちに教えている。
彼女をフォローし、彼女がホストするルームをチェックする価値あり。

エミリーと(バーチャルに)一緒に座る機会を得た私は、彼女の作品やNFTスペースへの彼女の考えを聞いてみた。

September Mourningはマルチな多面的プロジェクトで、アルバム、ツアー、グラフィックノベル、そして現在はNFTが含まれています。このプロジェクトはどのように発展したのですか。September Mourningのキャラクター作りにおいて、どんなインスピレーションがあったのですか。

September Mourning は最初から、市場が交配するアートプロジェクト、トランスメディアとして始めたの。中心となる物語の筋があって、そのストーリーラインに基づいて、あらゆる形態のアートへと浸透していくプロジェクト。

コンセプトは、私の人生に起きた悲劇的な出来事が、きっかけだった。私は一晩で一番の親友を薬の過剰摂取で失い、自問し続けた。「なぜ彼がこんなことに?」と。彼は素晴らしい壮大な魂の持ち主だった。

その質問に答えをだし、自分自身を癒すために、私はこの宇宙を作ったの。人間の死神のハイブリッドである女の子が、死んでしまった魂に2度目のチャンスを与えるの。他の人の体で与えられる2度目の人生。

これは、物語に登場する敵対者である「Fate(運命)」にとって、厄介なことなの。Fateはすべての善良な魂に消えてもらいたがってる。そうなると悪い者だけが残り、世界は自己破壊していくから。生者と死者の間で、伝説的な壮大な戦いが繰り広げられる。

私はこのストーリーを、グラフィックノベル、ライブ・パフォーマンス、ビデオ、そして今ではNFTを通じて語っているのよ」

グラフィックノベルの作成は壮大な取り組みです。あなたのアイデアを実現するためのクリエイティブなプロセスと、アイデアを実現する手助けとなったチームについて教えてください。

「マーク・シルヴェストリは、コミックブックの伝説の人であり、天才であり、彼のことを私の友達と呼べることに誇りを感じてしまう。そしてこの私の旅路のパートナーになってもらったことに。

彼がこの気の遠くなるようなプロジェクトを形作っていく手伝いをしてくれた。この企画は、途方もなく大きく漠然としていた。まず私たちは主人公のキャラクター、そして彼女を動かす意欲、目的、背景のストーリーからスタートした。

コスチュームは私が自分で担当した。日本とローマの戦士のルックスとアメリカン・インディアン部族のフェイスペイントからヒントをもらってデザインしたの。

彼女は、このすべてを通して暗闇に対する私の戦士となった。
見かけよりもうんと多くの点で、私は彼女と強いつながりがあって愛着を抱いているの。

Tina ValentinoとSummeye Kesginがブックを描くために呼び寄せられた。そんな才能に恵まれるなんて、一緒に働けるなんて、なんて恵まれているんでしょう。Mariah Mccourt やDavid Hine など他のライターたちとも協力して、ストーリーを具体化していった。驚異的な体験だった」

NFTに関しては、最初はどうやって興味を持つようになったのですか。

「実は、ビットコインを通して、NFTに興味を持つようになったの。政府の影響を受けずに完全に分散化された通貨という背景にある概念、真に国民による国民のためのものという概念に惹かれたの。貧しくて銀行口座を持てない、自国を支えられない国々にも銀行を持たせることができるものなのよ。それは、私が惹きつけられた美しいもの。

その後、ビットコインの背後にあるテクニカルなことを何ヶ月も深く掘り下げてダイブして、その結果、クリプトの違う反対に存在していた側面を発見したの。それが、NFTスペースだった…アートをトークン化する方法。そしてアーティストたちに世代の富を生み出す方法よ。

それにどっぷりと夢中になったわ。私はそのスペースについて、できる限り多くを学びたかった。

この新しいプラットフォームは、クリエートしたりストーリーを語るに、いろんな違う方法のドアを開けていくものなの。そしてファンたちとも直接、絆を強めていける直接的な方法なのよ」

NFTの視覚的側面が、どのように通常のミュージックビデオを超えた創造性の新しい道を切り開いていくと見ていますか?

「コラボレーションがアート全般を拡大するための鍵であり、このコミュニティはすでに熟していてコラボ展開していく準備ができている。

私は今週、あるアーティストと最初のコラボ作品を制作し始めたところ。もうすでに、そのプロセスが大好きになってしまった。コラボしてこそ、私たちの創造的な心と創造的な経験をもっと大きく広げていけると思うから」

September Mourning - Emily Lazar
September Mourning - Emily Lazar

あなたの最近のNFTドロップはすべて、グラフィックノベルの物語の一部であり、それぞれがストーリーの一部を明らかにしています。 NFTがストーリーテリングのメディアとして、どのように発展していると思いますか?

私たちの宇宙世界と物語の側面を、私はNFTを通じて拡大していっているの。
それが、他の人たちにとってもインスピレーションとなって同じことをやり始めてくれたら、特に映画という媒体で展開してくれたら、と願っているの。

それは、無所属の独立系の人たちに、資金調達ができる可能性を与えるもの。インディペンデントたちが彼らの物語を語るために必要な資金を集められるパワフルな方法にもしていけるのよ。そしてそのプラットフォーム上で再度、語っていける。機会は無限大だわ。

あなたはClubhouse(クラブハウス)のいろいろなルームで、音楽コミュニティに向けてNFTについての教育に貢献してきました。人々がどんな疑問を抱いているか、質問から何がわかりますか。

「時に、クリプトに精通していない人にとっては(NFTの)スペースは手ごわくて、ひるんでしまうものなの。

だから、みんなに私は素人の言葉で物事を説明し、感情に訴えるコンテンツを通じて簡単にみんなが乗りこめるようにしようとしている。
アートについて話しましょう、って。中間に入る人たちを抜きにして、直接、消費者たちとつながることで、私たちの世代でアーティスト・コミュニティにとって初の富を生み出す方法について話しましょう、って。
コラボレーションで、これを大きく拡張していくことについて話しましょう。これを通じて、私たちは簡単に技術的なテクニカルな側面は理解できるけれど、まずはハートにリードしてもらいましょう、って提案するのよ。心からスタートしていくのよ」

September Mourningのファンに、あなたのNFTを販売してきたのですか。それともまったく新しい視聴者層を獲得したのでしょうか。

クリプト・コミュニティ、そしてクリプトアート・コミュニティは特に、とても興味深いコミュニティなの。その真新しさが、とてもエキサイティングで、それが、違うタイプのアーチストたちを惹きつけて驚異的なコラボへとつながっていく。

私はClubhouse(クラブハウス)で、それについてよく話をしていて、社会的、芸術的、そして経済的にプラスになっていくポジティブなスペースを促進しようと努めてきたの。

もし、私たちが潮の流れを上へと持ち上げていけば、潮が満ちれば全ての船も一緒に上へと上がるのよ。
アートは、新しい層の人々をテクノロジー・スペースに取りこんでいくのに優れた方法だわ。なぜなら、アートは感情を通して人々に語りかけるものだから。感情ほど強いものなんて、この世にないのよ」

September Mourningの次は、あなたから何を待望できますか。

「ストーリーは、これからも次のシリーズブックへと続いていく。トップ・カウ・プロダクションの友人たちと共に、この夏、その別の本のためにキックスターターでクラウドファンディングで資金調達したいと思っているの。

音楽的には、私たちは「Kill this Love」という新しいシングルとビデオをリリースしたわ。これは、SeptemberとFateの間にある、押しては押されの関係を描写したもの。 

新しい音楽も近々作っていくし、現実の世界が再開していくにつれて、そこにSeptember Mourningの世界をリークしていくチャンスが増えていく。そして、それを再びライブパフォーマンスで披露できるようになる。すぐにみなさんとお会いできる日が待ちきれない!」

このインタビューのために時間を割いてくれて、ありがとう!

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Dennis Martin
dennis@trendandchaos.com

デニス・マーチンはミュージックプロデューサー / マネージャーで「トレンド&カオス」創立者。 Follow Instagram & Twitter.