fbpx
Loader

日本のジャムバンド、バーバーフィッシュ インタビュー

この記事を English (英語)で読む

バーバーフィッシュは、その音楽を耳にした途端、微笑んでしまうバンド。リスナーたちの気持ちを高めてしまうバイブがあって、みんなが幸せのコスミックなライドに連れて行かれる。彼らにTrend & Chaos(トレンド&カオス)でインタビューする機会を得たぼくは、日本以外の人たちにも彼らの音楽を聴いてもらいたいと楽しみだ。

デニス・マーティン:ぼくが「バーバーフィッシュ」を初めて観たのは2015年。好きな東京のバー、Red Shoesだった。素晴らしいセットで、みんなをワイルドでサイケデリックなライドへと連れて行った。ぼくは少々、驚いたのを覚えている。日本のジャムバンドを観たのは、そのときが初めてだった。

バンドメンバーの紹介と、バンドがどうやって結成されたのか、教えてください。

バーバーフィッシュ:ナカタ ダイ(Gt.Vo.)、カワイ ユウタ(Gt.Cho)、ヨシハラ ケイタロウ(Bass.Cho.)、ワカバヤシ プゥ(Dr.)です。バンドがどうやって出来たとかを気にしてるメンバーがいないので、正確なところは忘れてしまいました。覚えているのは、2000年頃に母体となるバンドが出来て、10数年前に古くからの友人であるこのメンバーとなり、そのまま現在があるということです。


デニス:日本にジャムバンド・シーンがあるものなのか、とても興味があります。このようなスタイルのロックを演奏するバンドは多く存在するのですか。

バーバーフィッシュ:日本のジャムバンド・シーンはとても小さいものですが、あります。

我々バーバーフィッシュと同じようなバンドはあまりいませんが。


デニス:あなたの好きな日本のバンドは?

ナカタダイ: フィッシュマンズ

カワイユウタ: スピッツ

ヨシハラケイタロウ: ROVO

ワカバヤシプゥ: 特になし。


デニス:一番影響を受けたアメリカまたはUKのバンドは?

バーバーフィッシュ:Phish とmoe.


デニス:アメリカではジャムバンドのファンたちはとても献身的で、Deadheads や Phishheadsなど好きなバンドを各地まで追いかけています。日本のファンも同じでしょうか。Barbarfisheadsはいますか?

バーバーフィッシュ:DeadheadsやPhanのように自由に生きている人は日本では少ないのではないでしょうか?

仕事を終え、我々の演奏に足を運んでくれるみんなをbarbarheadsと思っています。

バーバーフィッシュ

デニス:Barbarfishの音楽は、リズミックでアップリフトなリフをマントラのようにスタートしてリスナーたちを旅路へ連れていくようにも感じますが、ソングライティングの行程はどのようでしたか。ジャムセッションで曲が生まれるのでしょうか。

バーバーフィッシュ: ジャムセッションで曲が生まれることは稀で、セッションの中で偶然出てきたフレーズを使う事はあります。

一番多いソングライティングの方法は、思いついたフレーズ・リフをスタジオに持ち込み、そこからメンバーで膨らませていく方法です。

ゆっくりな歌物などはコード進行、歌詞を作っていき、アレンジをみんなでやる感じです。

ジャムセッションに関しては、曲によってこの部分はフリーにして、そこはジャムろうって感じです。


デニス:ジャムミュージックのためのフェスは催されていますか。どのフェスがオススメですか。

バーバーフィッシュ: ジャムミュージックメインの大規模なフェスは、2000年代中盤以降行われていないと思いますが、Headsが主催する小~中規模のフェスは現在も各地で行われています。

デニス:バンドのギター演奏は少し、ジェリー・ガルシアやトレイ・アナスタシオやチャック・ガーヴィを彷彿させます。どのギターリストらから影響を受けたのですか。

ナカタダイ:憧れと影響は少し違っていて、ジェリーやトレイはもちろん大好きで憧れですが、直接影響を受けたギタリストは、友人のギターリストや、自分が演奏する日に同じ会場でいい演奏をしていたギターリスト達です。

カワイユウタ:ギターを初めた頃はテクニカルなハードロック、ヘヴィメタルが好きでした。特にオジー・オズボーンランディ・ローズ、ザック・ワイルドのプレイが好きで、そこから基礎的なテクニックを学びました。

その後、70年代初期のレッド・ツェッペリンや、ジミ・ヘンドリックス、80年代のダンスミュージックなどに刺激を受け、バンドメンバーの影響からmoe.やPhishを聴くようになりました。

今の自分のギターは、自分がカッコイイと感じたフレーズやサウンドを取り入れて、試してみるという繰り返しの中で少しずつ出来てきたものだと思ってます。


デニス:現在はどんな活動を?ニューアルバム?

バーバーフィッシュ:日々のスタジオとライブ活動がメインです。

新しい曲ができたら、ライブで演奏してみて改善点をスタジオで練り直したりしています。

アルバムの曲数まで納得する新曲が出来たらアルバムの制作をしたいです。


デニス:日本以外でツアーの予定はありますか。あなたたちのライブを観たい人は多いと思います!

バーバーフィッシュ: 日本以外のツアーの予定はありません。アメリカに行ってライブをしたい!! 全世界の人たちに聴いてもらいたいと思ってます。


デニス:インタビューに応じてくださり、ありがとうございます。また会える日を楽しみにしてます!

バーバーフィッシュのウェブサイト。彼らをフォローしてね: 

この記事を English (英語)で読む

Dennis Martin
dennis@trendandchaos.com

デニス・マーチンはミュージックプロデューサー / マネージャーで「トレンド&カオス」創立者。 Follow Instagram & Twitter.