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ホリー・ヘンダーソンをご紹介します。 – She Rocks!

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イギリスのオルタナティブ シンガーソングライター/ギターリスト、ホリー・ヘンダーソンがデビュー・フルアルバム『Monday Green(マンデー グリーン)』をTrend and Chaos(トレンド&カオス)レーベルからリリースした。アルバム収録10曲は、艶かしい美しいバラードからメロメロにさせるオルタナポップ賛歌まで、ホリーの多様な奥ゆきを披露するもので、ホリー自身が奏でる入り組んだギター演奏が全曲にフィーチャーされている。
アルバムからのファースト・シングル「Loneliness (孤独)」は、ブリットポップの影響が強い楽曲だが、「We Sold The Earth」は、もっと試験的でプログレッシブ・ロック寄りサウンド。アルバムの締めの「Frantic」は、別のカタゴリーに属すようなトラックで、濃厚なヴォーカルメロディと印象的なものすごいギターの結合へと、ゆっくり築きあげられる。
軽やかに、自己実現と周りの世界との相互関係の両方を通じ、ホリーは彼女の感情と傷つきやすさを解放していく。

”ホリー・ヘンダーソンのデビュー・アルバム『Monday Green』で、彼女は自分の持つ芸術性の違った側面を多く紹介し、その結果といったら息をのむほど驚異的としか言いようがない。” ーー National Rock Review (ナショナル・ロック・レビュー誌)

”このような種類の曲を今日、制作している人たちはあまり多くない。それがこれをとても際立つものにさせている。”  ーー Refinery29

”このアルバムは、ヘンダーソンが磨きあげてきた豊かなサウンドスケープを披露し、彼女が2019年にチェックすべきアーティストであることをしっかり際立たせた。”  ーー The Young Folks

Loneliness

アルバムからのファースト・シングル「Loneliness (孤独)」は、まさしくブリットポップと呼べる楽曲で、心温まるギターに煌めくハイライトを織りこみ、迫力あるビートの上に瞬く間にうっとりさせるホリーのボーカルメロディが流れていく。ジョージ・メイズ(Skrillex, Red Bull Media)の監督によるミュージックビデオでは、デジタル時代の孤独から生じる倦怠や不安な心情が示されている。

「Loneliness」のトラックについて、ホリー・ヘンダーソンは語る。

「素敵にドレスアップしているのにどこも出かける場所がない。「Loneliness」は、そんな現代の非現実的なロマンチストについての曲。自分のベストの姿を盛って作り上げて、ネットで公開。だけど、自分の寝室にこもったまま自分の姿をみんなに提供する、という表面的で実体のない循環の中で、捕らわれの身になってしまっている。そこからは実際に触れて感知できる本物のなにかを見返りに得ることはない。前の時代よりもうんと人々とつながっているのに、それと同時に、全くの独りぼっち、そんな私たちの滑稽さを嘲るものなの」

Pride Can Wait

「Pride Can Wait(プライドは待てる)」は彼女のアルバム『Monday Green』からのセカンド・シングル。 音響的には、このトラックはリスナーを豊かなサウンドスケープへと連れて行く。スペース・ドライブトーンとヘンダーソンの銀鈴を振るようなボーカルに反響しながら。ホリーは、困難なときに彼女が癒しと希望を見いだせたデヴィッド・ボウイのアルバム『ブラックスター』からインスピレーションを得て、この曲「Pride Can Wait」を書いた。

「Pride Can Wait」のトラックについて、ホリー・ヘンダーソンは語る。

「私の母が危篤になったあと、私はこの曲を書いた。ボウイの「ブラックスター」を聴いていて、終わりというものは、恐れを抱くものではなく、超越の機会だ、という考えを受けいれるインスピレーションを受けたの。突然すべてが可能になる、従来の型にはまるものは何もない、時間という小さな空間。
それを気質にしたのよ。そして間奏には、ピート・ソーンと私は曲の変化にまばらなサウンドスケープをクリエートした。スペーシーなサウンドと不協和音は、デヴィッド・ボウイの「ブラックスター」で曲のトーンが変化し全く違う場所へとリスナーを連れ出す瞬間からインスピレーションを得たの」

イギリスのケント州メードストンで生まれ育ったホリー・ヘンダーソンは、壁に落書きしたり、呪文を唱えては他の子供たちを怖がらせるような奇妙な子供として育った。誰もが同じように職に就いて家庭を築いていくのが普通の町の出身だったが、ジェスロ・タル、フリートウッド・マック、パルプ、デヴィッド・ボウイなどのレコードの世界にどっぷりと浸っていたホリーは、自分には別の道があることを見出しはじめた。

大学進学を踏まえ、彼女はパンクバンドに参加して2年間、イギリス各地で何百というライブをやり、自分のクラフトを磨きはじめた。

ケント州の無名アーチストとして、ホリーはそのあとの2〜3年、絶え間なく曲を書き続け音楽を披露していくことで、彼女の創造的な限界を押し広げていった。すると突如として、大西洋の向こう側からも彼女の新しいファンがやってきた。2017年、音楽への共通の敬意が元となり、ホリー・ヘンダーソンは著名ギターリストであるピート・ソーン(クリス・コーネル、コートニー・ラブ)と出会う。そして、すぐに彼女はロサンゼルスへと飛び、彼女の初のフルアルバム『Monday Green』をピートと共に制作することに。
ロサンゼルスで開催されたNAMM 2019 では、BOSSのステージでライブパフォーマンスを披露したばかり。ニューアルバムを提げて、ホリー・ヘンダーソンは2019年、頭角を現す。

Holly Henderson: Website • Instagram • Facebook • Youtube • Spotify

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Trend & Chaos
denmnyc@gmail.com