
ローラ・ブランクが「ANGRY TOO」で甘い毒を解放
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ローラ・ブランク(Lola Blanc)のこと、奇妙で電撃的な楽曲「The Magic」や魅惑的で猛烈な楽曲「Don’t Say You Do」で知っているかもしれない。 または、2015年のTV「American Horror Story: Hotel」やCBSの「Life in Pieces」などで女優としての彼女を観たことがあるかもしれない。またはビルボード誌やRefinery29やPAPERで彼女について書かれた記事を読んだり、彼女が共同執筆したブリトニー・スピアーズの歌「Ooh La La」を聴いたことがあるかもしれない。
まだローラのことを知らなかったら教えてあげる。普通に見える表面の下に宿るもの、輝く価値ある新進気鋭のアーティストの魅力には、光り輝くにはちょっと難しい背景があることを。
シンガーソングライター、監督、モデル、ライター、そして子供時代は腹話術師!ローラ・ブランクは、彼女と彼女の母親を虐待したモルモン教のカルト的指導者を信じて育った。彼女はVice誌の記事で、そんな痛ましい体験は彼女の音楽で対処するしかなかったと、正直に語った。そして、 #MeToo運動が光を照らし出した好ましくない体験を、彼女はエンターテイメント業界で生きる女性として体験してきた。最新シングル「Angry Too」で、彼女はそのムーブメントに猛火を与える。
「Angry Too」は、ホラー映画のカーニバル・シーンに相応しいようなオーケストレーション、そしてローラの気まぐれな高音が、斬新で容赦ない感情を甘い毒のように吐いていく、そんな不気味な遊び心がある。そして彼女はまたしてもミュージックビデオで限界を押していく。ローラは男たちの粗野な手によって、かつら、口紅、赤いテープを纏われながら歌い続ける。歌詞は、女性が不公平な扱いを受け入れるプレッシャーやそれに対する非現実的な受動的な態度を物語る。
「私は、見苦しい衝動を根底と一緒に土の中に埋めたけど、それらすべてが表面に上がってくる。もしかしたら、咲く準備ができてきているのかも」と、彼女は歌う。「それが私の血を沸騰させ、私はろうばいしてしまう。毒のように私をむしばむ。私の知ることを知っていれば、あなたも怒るはず」
ローラ・ブランクはL’Officiel USAに、この曲の意味を語った。
「#MeTooのムーブメントがピークを迎えたときに表面化した怒り。それに対処する私の方法が「Angry Too」だった。メッセージソングにするつもりじゃなかった。それについての曲じゃないの。ただ、長い間、封じていた気持ちがどんどん溢れ出てきた。それを今まで私はどうやって表現していいか分からずにいた。だって、怒りは、決して心地いいものじゃなかったから。どこかに隠してしまう方が簡単だった。だけど、私は自分自身にその怒りを感じさせる必要があったの」
あなた自身もそんな気持ちを自分に感じさせる必要があるか、または、あなたとは違った体験を洞察したいか、どちらにしてもローラ・ブランクの「Angry Too」は耳を傾けるべき曲。私たちは保証するー ある意識の目覚めがこれほど良く聴こえたことはなかったと!
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ローラ・ブランクの「Angry Too」や、その他の「Trend & Chaos (トレンド & カオス)」のオススメを Spotifyの ‘Discover’ プレイリストでチェックして。
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ゾイは「トレンド&カオス」のスタッフライター・編集者。20歳でニュースクール大学を首席で卒業し文学士号を取得。現在はNY市の大学院で文芸の修士課程を勉強中。Instagram
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