バンドメンバーである2人のミュージシャンが、ともに抱くビートルズへの愛によって結束してサイドプロジェクトを企画するならば、もちろん、私たちは耳を傾ける。

それが、ØZWALDのケースだった。ライフハウス（Lifehouse)のメンバーであるジェイソン・ウェイド(Jason Wade)とスティーブ・スタウト(Steve Stout)が結成したプロジェクトが、ØZWALDなのだ。

彼らは、このプロジェクトには「ルールがない」と言う。
つまり、ライフハウスのファンの期待を裏切らないようにとか、レーベルの制約の範囲から飛び出して、自分の好きな音楽をクリエートしていける、ということだ。

まさにその理由で、何年にもわたり、ミュージシャンたちの最も創造的な流出と呼べるものがサイドプロジェクトとして生み出されてきたのだ。

彼らの4枚目のLP『For Polly Anna』が、12月18日にリリース。トラックを聴いてきて私たちが感じているのは、これは、彼らの最高作かもしれないということ。

トラック「Fair Thee Wel」は60年代の雰囲気どっぷりな、さすらい。ブーガルーのビートからタイトなハーモニーまで、ムーディー・ブルースと『Pet Sounds』のアルバム時代のビーチボーイズの影響が感じられる。

リリース済みの他のシングル「Cheap Champagne」とタイトルトラック「For Polly Anna」もどちらも逸品。ビートルズっぽいビジョンでつながっている。

サイケデリックな渦巻き、メロディックでレイヤーを重ねたヴォーカル、ライド・シンバル、耳をつんざくギターがすべて集結。このようなハイレベルで演奏されたら、そこは決して時代遅れにならないノスタルジックなサウンド、それが私たちにもたらされるのだ。

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「Fair Thee Well」やTrend & Chaos（トレンド＆カオス）のオススメを Spotify Discover Playlistで聴こう。

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