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Moth In Lilac

驚きで顔もとろけさせる日本のガールロッカーたち Vol.2

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驚きで顔もとろけさせる日本のガールロッカーたちを8組、選抜したあと、リスト漏れしたガールロッカーたちへの愛の声が多く寄せられた。

そんなあなたたちの声を確かに聞いた!

そして、トレンド&カオスは同意する。確かに、他にも、驚きで顔もとろけさせる日本のガールロッカーたちが存在する。これは第2弾。

そして、他にもロックできる女子がいるなら、第3弾のためにあなたの提案を聞かせて!

Band-Maid

2013年の結成以来、Band-Maidは恵比寿からメキシコまで、コンサートを完売させてきた。つまり彼女たちが使っている言葉でいうと、自分たちのライブである「お給仕」を売り払ったわけだ。それがバンドのコンセプトの一部であり、5人の女子がメイドとしてドレスアップし、彼女たちの聴衆である「ご主人様」と「お嬢様」に、彼女たちのハードロックを届ける、という具合。

ルックスとサウンドのコントラストがユニークだという以外に、彼女たちはちゃんと自分たちで楽器もこなす。

情熱的で定量的なロック・トラックの「Thrill(スリル)」から、より速く緊迫感あふれる「Dice」や「alone」まで、メンバーの小鳩 ミク、遠乃 歌波、 廣瀬 茜、ミサ、彩姫が、もっともどう猛に給仕してくれる。

Moth in Lilac

このグループのメンバーの名前を見てみよう。ヴォーカルのAyanoSjögren、ギターとヴォーカルのLisa 13、ギターのOgami You、ベースのNaluchaRos、そしてドラムのM9N(”もっくん”と発音)と、見るからにユニーク。このゴス/ヘビーロック/ヌメタル/メタルコア・バンドは、彼女たちの奏でるヘビーミュージックと彼女たちのゴシックなスタイリングを組み合わせる。

まずは「M.i.L.」と「Words I’ve Never Said」を聴く準備。聴きながら、このバンドのルックスもチェックするには、メンバーのLisa 13のインスタグラムを見るのが一番。彼女はモデルであり、右手がなくてもギターを弾く。そして彼女のファン全員が同意することは、彼女は本当になんて素敵なルックスなんだ!

Maximum The Hormone

バンドの女性ドラマー、ナヲが1998年にダイスケはんと結成した試験的なヘビーメタルバンド。弟のギターリストのマキシマムザ亮君と、ベーシストの上ちゃんと共に、マキシマムザホルモンは長年、彼らの革新的な工夫や領域、たまらない個性でファンたちの心をいただき!

ナヲの素晴らしいパフォーマンスとテクノのバックグラウンド・ヴォーカルを、気分爽快にさせるメタル・トラック「恋のスペルマ」で観てみて。

これからの麺カタコッテリの話をしよう」では、ナヲのヴォーカルが、ヘヴィーなソングにポップや気楽な瞬間をもたらす感じをチェック。そして、彼女のドラムが、どう完璧に違うスタイルの変化をこなして移行するのかも見所。この曲で、ナヲは亮君に、デンジャラスほどグルメ、デブに戻れ、と歌っている。

maximum the hormone Ⅱ~これからの麺カタコッテリの話をしよう~」は、マキシマム ザ ホルモンが“漫画+新作CD”の書籍として発刊した新作だ。

LOVEBITES

LOVEBITES は、2018年、ロンドンの音楽誌「Metal Hammer」の式典ゴールデン・ゴッズ・アワードにて「ベスト・ニュー・バンド(新人賞)」を受賞したオールガールズ・メタルバンドだ。

メンバーのasami、 miho、haruna、midori、miyako は2017年の結成前から全員が、音楽の世界で豊富な経験を積んできた。

だからこそ、メンバーたちは最初からすぐに親しめて、すでに「Awakening from Abyss」と「Clockwork Immortality」の2枚もの素晴らしいスタジオ・アルバムを出している。

この日本のガールロッカーたちは、ニューウェーブのイギリスのヘビーメタルの影響を受けている。これが魅力的に聞こえたら、刺激的な「Rising」と新鮮な響きの「Shadowmaker」もチェック。

THE LET’S GO’s

2006年に結成された東京の女子グループ。現在はCOCO、SAKURA、マリコ・マリコのメンバーで構成されている。

THE LET’S GO’sは、日本中そしてアメリカもツアーし回ってきた。「What I Want」などのライブパフォーマンスで、日本のガールロッカーたちが全身を音楽に投げこんでいるのが分かる。

彼女たちの努力の賜物といえる「LOVE MY SHOW」は、元気いっぱいのエネルギーの楽しい曲。そのミュージックビデオは、まるで私たちもバンドの一部になったように感じさせてくれる。見るからに、楽しさ爆発。思い起こさせてくれる、これがロックンロールの喜びだ!

Drop’s

5人組のブルース/ロックグループDrop’sは、2009年、彼女たちがまだ同じ札幌の高校に通っていたときに結成された。

いまや、このメンバーたちによる4枚のスタジオ・アルバムと5枚のミニアルバムが聴ける。

毎日がラブソング」のような気持ちを盛りあげてくれる楽曲や、2016年映画『月光』の主題歌である「月光」のように地に足のついた楽曲など、彼女たちの全ての音楽を共通に結びつけるのは、彼女たちの清らかにクリーンなサウンドと、中野ミホの深く美しい声。

彼女、そして荒谷朋美、小田満美子、石川ミナ子のメンバーらと共に、Drop’sは世界中にファンを増やしていっている。最新アルバム「Tiny Ground」を9/20日に発売し、Drop’s 10th Anniversary ONE MAN TOUR 2019「Tiny Ground」がスタートするので、応援しよう。

こけしDoll

こけしDoll(Kokeshi Doll) は、100年以上前から作られる手足のない木の日本の人形にちなんで名づけられた。でも彼女たちは、生命の宿らないものとは正反対。オルタナティブロックにもっとも痛烈な名誉を与えるような、それでいてハードコア・パンクとプログレのサウンド。

このバンドについて最も顕著なのは、なんといっても彼女たちのヴォーカル・パフォーマンスだ。 グループのヴォーカリスト兼ギターリストの奥山奈緒美は、驚くべき声域でコントロールできる鋭い声の持ち主。聴けば、信じてもらえるでしょう。

中鉢侑希のベースと追分里絵のドラムは、ピュアなロックンロールで、すべての曲で完璧に披露。「殺生体内」や「メスの一生」または「カリスマごっこ」には驚かさせる。

赤い公園

日本語の「赤い公園」という名のバンド、2010年に結成。現在のメンバーは、石野理子、津野米咲、藤本ひかり、歌川菜穂。

2017年、このポップ・ロック・グループのキーボード奏者でヴォーカル担当の佐藤千明がバンドを脱退し、元アイドルネッサンスの石野理子が加入。バンドに新鮮な新しいサウンドをもたらすことになった。

奇妙にキャッチーな「Highway Cabriolet」と、優美で奇抜な「消えない」をチェック。以前はどんなサウンドだったのかを聴くには、「闇夜に提灯」をチェック。佐藤千明のヴォーカルを鑑賞するのも決して遅くない!

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ゾイ あずま マーティン
zoe@trendandchaos.com

ゾイは「トレンド&カオス」のスタッフライター・編集者。20歳でニュースクール大学を首席で卒業し文学士号を取得。現在はNY市の大学院で文芸の修士課程を勉強中。Instagram