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びっくえんじぇる- "fat idol" J-pop group

自称「デブアイドル」のJ-Popガールグループ、びっくえんじぇる

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多くのJ-Popガールグループが存在する。幅広い美しさ、多岐にわたるミュージカルスタイルの域において。ロックするガールたちや、人間に見えないマネキンのような女子まで、魅力いっぱい。

でもJ-Popガールグループのトレンドは、見るからにスレンダーな女子たちで、みんな似たような細身タイプの体型。ボディをポジティブに受け入れること。それには多くの愛で声援が送られる現代であっても、まだまだ道のりは険しい。でもラッキーなことに、”びっくえんじぇる”が道を切り開いてくれている。

彼女たちのミュージックビデオ”「ダイエット始めなきゃ」を本人がビキニで踊ってみた” をチェック。その名の通り、ビキニで踊ってみた、をひたすらやり続けるビデオだ!

この種のグループがいままでなかったというわけではないけれど(活動休止中のファンタスティックなグループ、Pottya”ぽっちゃ”など)、びっくえんじぇるは、太めのアイドルグループという前提を別のレベルへと持ち上げている。自称「デブアイドル」または「肥満落下系堕天使アイドル」グループで、食べすぎて重くなりすぎて天国から地上に堕ちた天使たちであるというコンセプト。

メンバーたちは自分の名前だけでなく、体重や自分が担当する食べものも自己紹介!

マヨネーズ担当は、207ポンドの「えりぴよ」こと多田えり。 ハム・ソーセージ担当は、172ポンドの「いのりん」こと橋本一愛唐揚げ担当は、242ポンドの「みっちゃん」こと大橋ミチ子。 脱退した元メンバーの新井悠日藤崎蘭も、それぞれ白米とぶどうシャーベットを担当していた。

びっくえんじぇるのYouTubeチャンネルは、彼女たちが食事をして食べ物の喜びを受け入れて、太ることにつきまとうイメージに立ち向かうビデオに溢れている。

このグループは、ファンからの深い愛と感謝の気持ちを呼び起こす。なるほど、その理由はわかる。びっくえんじぇるは、最大の声高な方法で、そのままの自分自身を愛すること、美しくなることの意義を示しているのだから。

びっくえんじぇるがどんな風にファンたちにパワーを与えるのか、リーダーのみっちゃんの語りぶりをAsian Bossのインスピレーションを与えられるインタビューで、聞いてみて。どうやってここに辿り着いたのか。モデルエージェンシーからの体重を減らせというプレッシャー、そしてそんなストレスがなおさら彼女を大食いにさせ、ついに彼女は肥満は恥じるものではないし、それどころか、それはポジティブに溢れるものにもなり得るという認識にたどり着いたのだ。

「私、わざとデブアイドルって言っているんです。デブって、世間的にいうと、汚い言葉というか、言われたくない言葉。でも、それをプラスの言葉に変えたいなと思って」と、みっちゃん。

そんな彼女たちの最新ビデオ『Come With Me 〜地球を全部 食べ尽くせ〜』をチェック↓
こっちまでハッピーにさせる(そしてお腹も空かせる!)女子たちのスピリット溢れ出る、気持ち良いアップビートな曲。

あなたの人生に、びっくえんじぇるたちがやって来てハッピー? 私たちはハッピー!彼女たちが与えてくれるラブと声援。彼女たちのことを広めて彼女たちへのラブと声援を示したい!

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ゾイ あずま マーティン
zoe@trendandchaos.com

ゾイは「トレンド&カオス」のスタッフライター・編集者。20歳でニュースクール大学を首席で卒業し文学士号を取得。現在はNY市の大学院で文芸の修士課程を勉強中。Instagram